29 avril 2008

そうび Rosa


我はけさ
初にぞ見つる
花の色を
あだなる物と
いふべかりけり

Solo stamane,
per la prima volta, vidi
l'incanto di questo fiore,
che, invero, m'appare
fatuo e volubile.

古今和歌集・物の名・きのつらゆき
Kokinwakashuu, sezione "nomi di cose", waka di Ki No Tsurayuki

1 commentaire:

  1. Anonymous11/5/08 04:53

    この歌の1行目と2行目の間に『遊び言葉』が隠されていることを知っていますか?君の先生はちゃんと説明してくれましたか?

    “われはけ『さ うひ』にぞみつる・・・”

    『そうび』という言葉は、薔薇の他に『壮美、崇美(gracieux, raffine, distingue, sublime, etc...)』という同音異義語(Homonyme)もあります。

    なかなか“粋”で、奥が深いですね。


    また、『あだ』つながりでは、こんな歌もあります。

    “あだなりと
     何こそたれて
     桜花
     年にまれなる
     人も待ちけり”    (作者不明)


    “命はや
     なにぞは露の
     あだものを
     あふにしかへば
     惜しからなくに”    (紀友則)


    頑張って訳してみて下さい。:-P

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